生徒が自らつくる修学旅行
用意された修学旅行は、
最高の思い出に、なるだろうか。
学校が用意したプランでも、生徒たちはきっと楽しんでくれるでしょう。
しかし、青春時代の大切な思い出を、自らの手でつくることができたら、きっともっとワクワクする経験になります。そして修学旅行が学びの場なら、その準備さえ学びの場にするべき。それが、横浜創英の考えです。
WHYなぜやるのか
多数決で決まったプラン。
少数派は、どう思うか。
「行き先は北海道か沖縄、どっちがいいだろう?」これを生徒に問いかけ、多数決で決めさせれば、一見生徒たちに寄り添った修学旅行に見えます。しかし、少数派にとってはどうでしょうか。修学旅行は学びの場であるとともに、一生の思い出の場。どこかで「沖縄の方が良かったな」と思ってしまう時間は、寂しいように思います。そう、多数決という手法は「この学校じゃなければ」と、他責思考に陥りやすい構造になっています。多様性を認めようと謳う教育からかけ離れていることは明らかです。
学校行事は、
誰のためのものか。
学校行事は、クラスや学年という集団の一員として全員が動き、協働力を高めるためのものです。しかしその場を学校主導でつくりあげることは、果たして正しいでしょうか。生徒たち全員が納得する学校行事をつくるには、生徒の手でつくりあげる方が建設的でしょう。学校が準備したプログラムに積極的に参加できない生徒も、この方法なら自ら考え、前向きに参加することが期待できます。
HOWどうやるのか
旅行代理店との折衝を経て
6つのプランを作成。
横浜創英は、まず「行き先がひとつ」という前提を取り下げました。生徒たち全員が、希望する行き先を選べる状態をつくるためです。有志の生徒がグループに分かれてプランを作成し、さらに旅行代理店との交渉・折衝へ。6つの修学旅行プランを完成させ、学年全員へのプレゼンテーションを行いました。
自ら選んだプランだから。
本気で、前向きに
参加する生徒たち。
例えば北海道を選んだ生徒たちは、2泊3日の間スキー漬け、というプランでした。学校主導で実施した場合、こんなプランはなかなか出てこないでしょう。広島を選んだ生徒たちは、平和学習に取り組みました。行かされる、聞かされる講義とは異なり、生徒たち全員が前向きに学んでいる姿が印象的でした。
感染症対策ガイドライン
研修旅行には欠かせない感染症対策。事前に各都道府県の感染防止ガイドラインを調べ、資料を作成しました。訪問する都道府県分すべて、教員と生徒が協力して作成しました。
COURSEコース例
1日目
- 羽田空港
- 那覇空港
- 昼食
- 平和記念公園・資料館
- おきなわワールド
- 万座ビーチリゾート
2日目
- 万座ビーチリゾート
- 観光(タクシー移動)
- 万座ビーチリゾート
3日目
- 万座ビーチリゾート
- アクティビティ
- 美ら海水族館
- 那覇空港
- 羽田空港