教養と想像力を育み、
自分の未来を見つけるために
知識・技術を身につけるだけでなく
活力・応用力・探究心を学びます。
独自のコース制
各界トップランナー授業
各界の「トップランナー」たちとの連携
様々な企業や、各界のトップランナーの方々とコラボした授業を実施し、
学校の中だけでは行うことのできない学びを実践しています。
令和4年度は、総勢28名の協力者とともに授業を作り出しました。
この学びから、新たな興味・関心が生まれ、さらなる学びにつながっています。
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#1 アナウンサー
赤平 大さん個性をどう捉えるか、
もう一度考えよう。エリク・エリクソンの「アイデンティティの確立」に触れながらご自身のこれまでの生き方について話してくださいました。「個性」をフレキシブルに捉えて考え方を変えられることは、チャンスを招くことにも繋がる。そんな赤平さんのお話に引き込まれ、改めて自分の「個性」を見つめ直そうとする生徒たちの姿がそこにはありました。
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#2 劇作家
鴻上 尚史さんおとぎ話から考える、
同情と共感の違い。日本における「世間」と「社会」の違いや、「シンパシー(sympathy)」と「エンパシー(empathy)」の違いについての講義。「シンデレラの継母は何故シンデレラをそんなにいじめたのか」「桃太郎の話に出てくる犬は、何故きびだんご1つで鬼退治についていったのか」。馴染みのある題材から発せられた問いに、1年生も活発に意見を交わし、意欲的に相手の心情に立って理解しようと努めていました。
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#3 (株)JEPLAN取締役執行役員会長
岩元 美智彦さん地球の未来は、
今あるものの再利用から。古着から取り出したエタノールで映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンを走らせる企画を実現させた方です。スポーツウェアやシューズなど、様々なものがリサイクルを経て地上資源で作られていることを教えてくださいました。多くの企業が、仕組みと技術で地球の未来のための製品開発をしているのだそうです。自然にかえる「みんなの粘土」作りに、生徒たちは夢中で取り組んでいました。
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#4 応用神経科学者
青砥 瑞人さん自分で自分を見つめる
メタ認知について。野球の監督から教わった呼吸法や瞑想法をきっかけに、脳の可能性を知りたいと思った青砥さん。人見知りだった彼が高校中退を経て海外のUCLAで学び、人間の脳の面白さを伝えるようになるまでの経験が語られました。「もう1人の自分を自分で見てごらん?」という言葉から、生徒たちは「自分目線で自分と向き合うことの大切さ(メタ認知)」と「問うこと、追求することの面白さ」を学びました。
「様々な企業とコラボした授業を実施し、学校の中だけでは行うことのできない学びを実践しています。この学びから、新たな興味・関心が生まれ、さらなる学びにつながっています。
〈2021年度 例〉
3Dプリンター授業 /(株)ExtraBold / 外反母趾と運動能力の関係 / ジャパンヘルスケア(株) / おなかの学校 /(株)明治・(株)JTB・電通 / 理科実験講座 / 太陽油脂(株) / SDGs講座 / シーバイエス(株) / 中学生でもわかる株の力 / 三菱UFJ証券ホールディングス(株)
4Cスキル研修
勉強のための勉強に意味はない。
そう考える本校では、学校を小さな社会と捉え、学校生活=社会生活に活きる4つのスキルを身につけることを目的とした合宿を行います。
4つのスキルは「Creativity(創造)」「Communication(対話)」「Collaboration(協力)」「Critical Thinking(分析的思考)」。
それぞれの頭文字を取り、「4Cスキル」と呼んでいます。
PICK UP PROGRAM
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ブレインストーミング
意見を出すときに必要なマインドセットを習得。「出た意見を否定しない」で「質よりも量を重視する」。その上で「面白いアイデアをみんなで組み合わせ」て検討し、目的にあった意見選びを行います。
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プレゼンテーション
2022年度は『一人ひとりが幸せを実感する10年後の私たちに届けるプロジェクト』をテーマに企画を考案。内容にストーリー性をもたせ、見せ方のコツや一貫性のあるプレゼンを心がけました。
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トライアル&エラー
話し合いの進め方や時間の使い方など、チームに必要なスキルを様々な角度から学ぶプログラム。チームに1人ずつ、ファシリテーターとして大学生が付き、サポートを受けながら進行します。
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リフレクション
よかったと感じたことを伝える「ほめ合いのワーク」を行います。チームメンバーに対して前向きな声がけを行うことで、その後のグループワークを円滑に、和やかに進めることができます。
STUDENT’s VOICE
合意形成までの複雑なプロセスと
ひとりではたどり着けないゴール。
合意形成の難しさと意義、両方を実感した合宿でした。自分たちで新しいゲームを企画するプログラムでは、まずはルール決めでつまずきました。誰かの意見を取り入れると、誰かと相反する。その対立をまとめあげるまで時間はかかりましたが、全員のアイデアを反映したゲームは奥深く、ひとりでは創り出せないものだったと思います。