2021.07.19校長による「リーダー養成講座」〈第3回〉

 7月19日(月)、校長によるリーダー養成講座の第3回目が行われました。今回は、「目標の立て方」をテーマにワークを行いました。

 まずは、「どんな体育祭にしたいか」というテーマで、ブレインストーミングをするワークです。2グループに分かれ、個人のアイディアを付箋に書き出し、ホワイトボードに貼っていきます。「どんな競技をしたいか」「運動の苦手な人でも楽しめる方法は何か」など、活発に意見を出し合っていました。

 ワークが進んだあと、校長より「グループの中に3人ほどあえて『分からず屋』の役割を決めて話し合う」というルールが追加されました。分からず屋とは、出て来た意見に対して、常に真逆のことを言う人のことです。より教室の「リアルな」話し合いを再現し、集団の中で結論を出すことの難しさを実感しました。

 次は、校長からの「話し合いをする前には、まず『目標』を決めることが大事だ」というテーマの講義です。「そもそも誰のための体育祭なのか」「運動の目標って何」という話題に始まり、物事を決める際には「最上位の」目標を決めること、そして、「多数決」の危うさについての話がありました。

 何気ない話題でも、一人ひとりの意見が異なり、生徒たちは集団の中で様々な意見や考え方の違いを尊重することの大切を実感したのではないでしょうか。