2022.12.12【中1】 常に好奇心を持つこと:境克彦さん 大人についての授業:岡村陽久さん

2022年の最後の総合学習の授業。お二人のトップランナーの方にご登壇いただきました。

みなさんの中には、手書きの新聞づくりにハマったり楽しんだりしたことのある人もいるのではないでしょうか。時事通信社の境克彦さんも、学生時代に学校のニュースをまとめて発行するほどのニュースジャンキーだったそうです。なんと、浪人時代にまで新聞を作っていた徹底ぶり。ご紹介くださった新聞は手書きとは思えないほど文字が隅々まできれいに書かれていて、新聞社も顔負けの大掛かりなものでした。そんな境さんですが、実はジャーナリストを目指していた訳ではなく、ただ好きだから作っていたそうです。しかし、「常に好奇心を持つこと」を意識していれば、後から点と点をつなぎ合わせていくことができます。好奇心があったから、境さんの場合は小学校の時に学校新聞を作り始めたからこそ、今があることを実感していると話してくださいました。そこで、生徒たちは新聞の見出しをつけることにも挑戦しました。記事の内部が分かるような「見出し」。案外様々な要素を入れる見出しを考えるのは難しいものですが、短い文で物事を伝えようと生徒たちは思い思いに考えて書き出して盛り上がりました。

アドウェイズ株式会社社長の岡村さんからは、「みんなが持っている大人のイメージは?」といった質問がなされました。意外にもポジティブなイメージを持っている生徒が多かった中で、「実は大人ってすごく楽しい!」と言い切ってくださった岡村さん。換気扇のフィルターを売っていた営業マン時代も、インターネット広告会社の社長時代も、岡村さんはどなたかから返ってくる「ありがとう」のために仕事をし、それが楽しくて仕方がないそうです。実は、岡村さんは工藤校長先生の教え子でもいらっしゃり、対談では自分の納得したことしかやらない一面も明かされました。高校を中退して就職し、学生服で営業に行っていた岡村さん。最初は毎日辞めたいと思っていたにも関わらず、少しずつ成長することで楽しくなっていったと言います。今は「なにこれ、すごい!こんなの初めて!」と言われる物を生み出すことを大切にしているそうで、その価値観がいろんなアイディアを生み出して世に送り出すポイントだと感じられました。

11月と12月の講演は、事前にお申込みいただいた中1の保護者の方も参観いただきました。境さん、岡村さん、ご登壇ありがとうございました。