2022.07.04【中1】総合学習 がんを研究:加藤光保さん 社会を治す:三宅琢さん

さまざまな分野の専門家にお話をうかがっている中学1年生。プロフェッショナルとして自身のやりたいことを生き生きと実現している姿を見て、大人になることを楽しみに感じ始めた人もいることでしょう。

7月1日(金)の5時間目のゲストは、筑波大学 副学長・理事(教育)加藤光保さんでした。加藤さんは筑波大学で癌研究を長年されてこられ、がん細胞をわかりやすく解説してくださいました。目の前にながれる川も一瞬にして水が入れ替わっているように、細胞も入れ替わっているという当たり前なことに「気づく」ことができました。生徒からは「1日のルーティーン」についての質問が挙がり、加藤さんの忙しい日常にも触れることができたことも学びの一つでした。やりたい夢を見つけ、それを実現可能なものに自分で作り変えることの大切さが、これからの研究につながっていくといいですね。

6時間目に講演してくださったのは、眼科医でいらっしゃる三宅琢さん。私たちが想像するようなお医者様とは少し違い、三宅さんは娯楽や哲学など医療に限定しない分野も取り入れながら、視覚障害のある方がより自分らしく生きるための支援をなさっていました。五感を通して様々に楽しめる工夫をし、生きる意欲と力を養う空間づくりをなさっているのだそうです。また、三宅さんと共に「自分らしく生きる幸せ」を追求し「社会を治す」活動をしていらっしゃるサカクラカツミさんも、ご自身の生き方を力強く語ってくださいました。世界的なパフォーマンスアーティストであるサカクラさんは、熱意を込めて「欠点と思うものが誰にも負けない個性になりうる」と話してくださり、生徒たちは目を輝かせてお話に聞き入りました。