各界のトップランナーに協力をお願いして行う「総合学習」。6/24(金)第4回目のゲストは、ナレーターの渡辺克己さんと赤平大さんでした。
渡辺さんは、映画予告編、企業のCM等の数々でナレーションを務められており、声を聴いて「あぁ、知ってる!」と思った人も多かったはず。そんな「声のプロ」である渡辺さんですが、なんと昔は人前で話すことが苦手だったそうです。「伝える」ということは「聴く人の心に届ける」ことで、「話し上手」が「伝え上手」とは限らない。相手の立場に立って物事を考え、相手の幸せを願いながら「心の籠った」言葉を贈ることが最も大切なことだと学び、勇気をもらいました。
赤平さんは、エリク・エリクソンの「アイデンティティの確立」に触れながらご自身のこれまでの生き方について話してくださいました。王道の報道やバラエティに拘ることなく、ナレーションや実況中継に重きを置いたことで”やりたかった仕事”も実現させた赤平さん。それは、自身の持つ「個性」を柔軟に捉えたからこその「差別化戦略」だったのだそうです。「個性」をフレキシブルに捉えて考え方を変えられることは、チャンスを招くことにも繋がる。そんな赤平さんのお話に引き込まれ、改めて自分の「個性」を見つめ直そうとする生徒たちの姿がそこにはありました。
渡辺さん、赤平さん、本当にありがとうございました。