新型コロナウィルスの影響で開催が危ぶまれたポートフォリオ発表会。今年度は生徒たちの間隔を広くとり、換気を十分に行い、マスクを着用させ感染症に留意し執り行いました。本校では、中学１年生〜中学３年生までの学校生活のポートフォリオを一人一人が綺麗にファイリングしています。卒業を控えたこの時期に３年間の集大成として保護者や教員の前で自身を振り返り、成長したことを発表するのがポートフォリオ発表会。自分の成長を振り返る活動を通して、さらなる成長をすることができます。友達づきあいが苦手だった人、片付けるのが苦手だった人、恥ずかしがり屋な人など様々な背景を持った生徒たち。「失敗を恐れずに挑戦できるようになった。」「様々な価値観を認められるようになった。」「個性豊かなメンバーだったので、入学したときは絵の具を混ぜたときのように、いろいろな色をした個性が重なり合って、汚れた色になってしまうと思っていました。しかし、中学３年間で他ではできない様々な活動するうちに、皆がそれぞれの個性を認め合えるようになりました。絵の具は色々な色を混ぜると黒くなりますが、光は混ぜると白くなります。色々な色で思い思いに光輝く個性が重なり合って、純白な暖かさを持ったきらめく光になれました。」と各々が胸を張って発表している姿は感動を呼びました。完璧な人間はいません。自分の欠点に気づいたり、苦手に感じていることを克服したり、その足がかりを見つけたりすることができたということが本当の意味での「成長」なのではないでしょうか。高校に進学しても、成長を続け、光り輝く生徒たちであってほしいと思いました。