教育方針

「考えて行動のできる人」の育成

建学の精神
「考えて行動のできる人」の育成

本校は、1940年の開校以来、横浜の地に根ざした学校として、意欲あふれる人材を輩出してきました。
本学の建学の精神は「『考えて行動のできる人』の育成」です。学習はもちろんのこと、学校行事や部活動においても、創英生は「考えて行動する」ことを実践します。この建学の精神の具現化により、深く思考し、判断し、表現する力を育成していきます。

創英 3つのコンピテンシーと
9つのスキル

3つのコンピテンシー「自律・対話・創造」を会得するために、
本校では、卒業までに生徒に身につけてもらいたい具体的な力として「創英9つのスキル」をあげています。

自律

自ら考え、判断し、決定し、行動する

①目標の実現に向けて、見通しを持って計画的に実行する(PDCA)

  • 課題を発見し、課題を解決するための計画を自ら立案できる力
  • 計画の先にある未来を予測し、より良い選択をする力
  • 計画を実行する際に生じた副作用や反応を点検して修正できる力
  • 計画の実行によって生まれた成果と課題を評価できる力
  • 評価を踏まえ、改善のために計画を修正して新たな実践につなげる力

②目標の実現に向けて、見通しを持って計画的に実行する(メタ認知能力)

  • 自らの弱みや短所を含めて、ありのままの自分を受け入れる力
  • 他者と比較せずにもう一人の自分で自身をみつめ、状況に応じて適切な判断を下すことができる力
  • 自分の思考や行動を俯瞰的に見つめ、より良い方向に変えていくための工夫ができる力
  • 自分の思考や行動に変化を与えて、自らの強みや成長につなげていく力

③自らの感情と言動をコントロールする(セルフコントロール)

  • 他者との対話で対立が生じた際、自らの感情や言動をコントロールする力
  • 困難を打開するために自己を制御し、自らを向上させるためのモチベーションを維持する力
  • 良い行動やポジティブな思考を習慣づけて持続させ、自己を肯定しようとする力

対話

多様性を尊重し、
対話を通して対立・ジレンマを解決する

④考え方の違いを、他者の立場に立って理解、尊重する(エンパシー)

  • 意見や考え方については対立やジレンマがあって、それが当然であることを理解できる力
  • 他者の立場や考え方の違いを理解する力
  • 人権に関わる知識・スキルを持ち、自分と違う立場の人を尊重する力

⑤対話を通して他者との共通の目的を見つけ出す(パブリックリレーションズ)

  • 持続可能な社会を作ることをめざし、他者との考え方や意見の違いを尊重する力
  • 誰も取り残さない共通の目的を発見し、その目的のために双方向の対話ができる力
  • 合意ができたら、その実現のために自分の考えを修正することができる力

⑥共通の目的の実現のために他者と協働する(コラボレーション)

  • 多様な個性に触れることで自分が高まることを知り、新たなチームの再構成を働きかける力
  • それぞれの個性や強みを分担・補完しながら、調整して他者とつながることができる力

創造

問題を解決するために
情報や技術等を活用し、新たな価値を生み出す

⑦課題に対して問いや仮説を立て、科学的に解決する(サイエンスリテラシー)

  • 知識、情報、テクノロジー等を活用して、目的と他者を意識した表現をする
  • 自然や社会の事象や現象について課題を見つけ、それらを解決する方法などについて、仮説を立て、実験・観察、データなどをもとに検証することができる力

⑧本質を見極めるために、自分や他者の考えを吟味する(クリティカルシンキング)

  • 既存の概念や自らの思考・判断の思い込みの傾向を知る力
  • 自分の考えの根拠を明確にし、自分が納得いくまで掘り下げて考えることができる力

⑨信頼できる情報を収集・吟味し、適切に活用する(情報リテラシー)

  • 課題発見・解決に必要な情報を見定め、適切な方法を用いて収集する力
  • 情報の出処や目的を吟味し、得た情報が「事実」であるかどうかを吟味できる力
  • インターネットやメディア等を活用し、情報を適切に発信できる力