2024.06.20【中学1年生】木村泰子さん 特別授業

【木村泰子さんTR授業】
6月18日、大阪市立大空小学校の初代校長であり、その教育哲学や実践が映画「みんなの学校」でも紹介された木村泰子さんのトップランナー授業が行われました。
「この授業に正解はありません。」
冒頭、木村泰子さんはそう言いました。自分から自分らしく「自分の言葉」で語る授業がはじまりました。みんなならどうしますか?
自分ごととして考えてよ。
カッコいいこと言わんでええから。いつの間にか大人も子どももなく、一人一人が本音で対話し、この場にいる全員が当事者になっていきました。
「あの子らがうるさいから授業が聞こえない」「先生の教え方が悪いから授業がわからない」
これ、全部人のせいやんか。みんなは「文句」と「意見」の違いって何だか分かりますか。泰子先生は、生徒、教員、保護者、その場にいる全員の言葉を紡ぎ、問いを繋ぎながら、それぞれの「自分ごと」を膨らませていきます。本当の意味での「当事者になる」とは どういうことか。泰子先生自身も子どもたちから教わったと言います。人のせいではなく自分が当事者になる、心ではなく行動をアップデートする、みんなが創るみんなの学校、それらのことを一人一人が深く考えることが授業でした。この日は積極的に自分の言葉で発言する生徒の姿が沢山見られました。司会進行や講師の紹介、質問と感想、お礼の言葉まで全て生徒が行いました。人のせいにせず、当事者意識をもつ生徒が少しずつ増えていくよう見守りながら支援していきます。