4月18日（木）～19日（金）。高校1年生は静岡県のつま恋リゾートへフレッシュマンキャンプに出掛けました。入学後はじめての宿泊行事でしたが、1泊2日の充実した時間を過ごして戻ってくることができました。

　1日目に行われたのはスカベンチャーラリー。広大な敷地の中から問題を探し出し、正答した数でポイントが加算されるアクティビティです。高得点を狙うには、制限時間内により多くの問題を解いてまわる必要があり、チームメンバーと知恵を出し合って作戦を立てます。どのルートでまわるか、問題が隠されている場所はどこか。協力して問題をクリアするうちに打ち解けて、どのチームも笑顔で楽しむことができました。夕食後の「対話・創造の時間」では、クラスの枠を超え、互いの共通解を協働して作り上げるワークを行いました。とくに”自由とは何か”の問いに対し、互いに意見を交わして深める過程は興味深く、対話の持つ意味の大きさを実感した人も多かったようです。

　2日目は真っ青な空の下、各クラスごとの色に分かれて軽運動会に臨みました。種目は、とべとべリレー・かっぱの川渡り・ジャンボボール・チームジャンプ・綱引き・関所ジャンケンリレーの6競技。キャプテンと応援団長を中心にどのクラスも懸命に競技に取り組み、優勝を目指して白熱した戦いを繰り広げました。ときには苦戦している他のクラスを手助けし、盛り上げる場面もありました。最後は1日目のスカベンチャーラリーの得点も合計し、3組が優勝を果たしました。

　誰かと協働する楽しさを味わった２日間。同じ体験を共有したからこそ生まれた友情と、違う価値観を持つからこそ尊重しようとする姿勢がそこにはありました。初めて話した友達とも、新たな一面を知ったクラスメイトとも、ぐっと距離を縮めることができたことでしょう。このフレッシュマンキャンプの経験を足掛かりにし、学校生活でもさまざまな人と交流して自分の世界を広げてもらいたいと思います。