2021.02.08中1アート思考ワークショップ開催

本日は、本校の中学1年生を対象に、「アート思考ワークショップ」を開催しました。

特別講師として、「『自分だけの答え』が見つかる13歳からのアート思考」を執筆された末永幸歩さんをお招きし、「自分の興味・疑問に目を向け探究し、自分なりの答えをつくろう」というテーマで、80分間におよぶ体験型授業を実施しました。

まず、末永さんより、アートを植物にたとえた「興味のタネ」、「探究の根」、「表現の花」についての講義があり、生徒たちは末永さんの問いかけに答えながら関心をもって聞いていました。

次に、サイコロを「リアル」に描くというワークを生徒たちが実際に体験し、ものの見方や考え方の多様さについて実感します。また、ピカソ「アビニョンの娘たち」の鑑賞を通じて、「正解」を目指すのではなく、自分なりの興味や探究をつきつめるというアートの本質について理解しました。

本校の教員の参加者も多く、末永さんは、「『興味のタネ』は子どもたちなら誰でもあるけれど、大人になるにつれてどんどん失ってしまいます。この授業はむしろ先生たちに向けているようなものです」と仰ってくださり、大人にこそ多くの気づきのあるワークショップでした。

今回のワークショップを通して、「おもしろそう」「やってみたい」「何でだろう?」という自分なりの「興味のタネ」を膨らませ、深く探究することの大切さを感じました。

今回の学びで得たマインドセットを、今後の学習活動にも生かしていきたいと思います。