“How would you like to be remembered?”・・・「あなたは、どう生きた人として記憶されたいですか?」
1月16日(水)に本校のsoeiホールで行われた公開講演会は、この問いの投げかけから始まりました。講師としてお招きしたのはミネルバ大学の元日本連絡事務所代表の山本秀樹氏と、立命館アジア太平洋大学の近藤祐一教授。先が見えないと言われるこれからの未来を見据え、求られるスキルとすでに始まっている新しいグローバル教育の取り組みについて教えていただきました(内容の詳細は、是非『校長ブログ』をご覧ください)。参加した中高生は、型にはまらないワクワクする学びがあることに、大きな衝撃を受けた様子。そして、その学びがこれからの社会で求められる「問題を発見」したり、「複雑な課題を単純作業に分解」したり、「対立を調整」したりする力に繋がると知り、改めて自分自身はどんな人として人生を歩みたいかを深く考えました。
そして、講演のあとは中高生たちがゲストのお2人を囲み、抱えている疑問や意見を語り合いました。彼らの活発なやり取りを、席の輪の外側から興味津々で見ていたのは「かつて中高生であった人」たち。この講演会には生徒だけでなく、保護者の方々をはじめ、未来の教育に関心をお持ちの方々がたくさん集まってくださいました。大人たちがスマートフォンのアンケートツールを使って中高生に質問を投稿し、スクリーンに映し出されたリアルタイムの問いに彼らが堂々と答える場面もありました。
この質疑応答は、非常にヒートアップした展開となりました。本校の生徒1人1人にとっても、自らの生き方について意欲的に語る貴重な経験となり、新しい角度から視野が開けたと感じたようです。また、講演会のきっかけをつくった横浜翠陵高校の生徒や、熱い思いを持って参加してくれた他校の生徒たちも、その場で積極的に思いを語ってくれました。共に未来を目指す同志としての共感と、エネルギッシュで心躍る刺激を、存分に感じた時間となったのではないでしょうか。この講演会に参加してくださった皆さま、そして登壇してくださったお二人の先生方、本当にありがとうございました。