2018.12.06本日の創学とLHR

本日の5・6時間目、中学生は1年生から3年生まで揃って講座や道徳を受けました。5時間目は東京菅公学生服株式会社の堀さんを講師としてお招きし、『ペップトーク』に関してお話をいただきました。スポーツの試合前に監督やコーチが選手を励ます激励のスピーチが元になったペップトーク。スポーツ現場だけでなく、勉強や重大な任務を遂行する時などにおいても、相手のやる気と力を存分に引き出す声掛けとして注目されています。様々なペップトークの事例をお聞きし、生徒たちはポジティブな言葉が体や脳にも影響を与えると知って驚きの声をあげました。また、実際に親指と人差し指で輪を作り、ポジティブとネガティブな言葉の声掛けによって、力の入り方が変化する実験もやってみました。その効果が想像以上で、ここぞというときの言葉の威力がいかに大切であるかを学びました。もちろん、この前向きな声かけが意味を成すのは、それまで懸命に努力を重ね、目標をかなえたいと本人が全力で練習をしていることが前提です。そして、コミュニケーションをとっているお互いの信頼関係が何よりも大切です。これから定期試験を控えている中学生。今日学んだペップトークを、上手く自分や仲間の力に変えられることを願います。

また、6時間目は道徳として手話で生きる小中学生の姿をおったドキュメンタリーを見ました。そこでは輝くような笑顔で手話で交流し、生き生きと自分のアイデンティティーや夢について語る児童生徒の姿がありました。自分たちに起きた問題は自分たちで相談して解決したり、学ぶ探求心に溢れていたりする同年代のたくましい姿から、創英の中学生はどんな思いを受け取ったのでしょうか。手話が想像以上に美しく力強い言語で、豊かな表現と他者との深い繋がりを生み出していたことに衝撃を受けたのでしょうか。それとも、「ろうである自分が好き」と答える児童生徒の姿に勇気づけられたでしょうか。たとえすべてを理解できなくとも、相手を知ろうという意志と努力があれば、そこから新たなコミュニケーションは広がります。ともに社会で生きる者として、お互いが自分らしさを認め合い、幸せを実感できる世界を目指してもらえたらと思います。